ドイツ・シラルガン
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Earthさんのいきいきファーム便り Earthさんのいきいきファーム便り
菜の花
はじめまして
私は、神奈川県丹沢のふもとで自然環境、循環(生態系)に基づいた生活を目指す活動──農薬や化学肥料を使わない米・古代米、野菜、自然薯(じねんじょ)の栽培、自然食づくり、陰陽に基づく食育・食養料理教室などを行っています。
この農園の四季折々の恵みと、それを使ったお料理、教室のエピソードなど、レポートさせていただきます。自然が残る温暖なこの土地の四季の移り変わりを感じ取って頂けたら嬉しく思います。


マクロビオティックとの出会い
今から6年ほど前のある日、それまでジャンクフードからグルメまで何でもありの食生活を送っていた私の味覚が、突然、化学調味料の味を受け付けなくなりました。

無添加食品、オーガニック食品への関心が生まれ、素材の味を生かしたシンプルな料理法はないものか、と探すうちに本屋で手にしたのがいわゆる陰陽に基づくマクロビオティックの本でした。子どもの頃からお米好きで、肉や魚貝類、きのこや香りの強い野菜が苦手な「好き嫌いの多い子ども」でしたが、本の『玄米・雑穀類や季節の野菜、豆類、海藻類を中心とした食が日本人に合っている』という内容に、「何だ、子どもの頃の味覚で良かったんだ」と合点しました。また、期を同じくして、病気を患った私は、食生活の重要性を大きく実感していました。

そんな時、農薬や化学肥料を使わず生態系に基づく環境農業を体験・実践している「Y.G.L.自然生活創造連盟 地球とおともだちの会」に出会いました。
「健康でいることは、自然体に戻ること。人体においては、体のバランスを中庸にすること。食がとても大事であること。そして何より、土に触れること。」という考えに触れ、化学物質に溢れた現代の食生活に対する疑問と共に、私の中の何かを目覚めさせました。かくしてクラシック音楽の活動をしていた私の生活空間は、フィールドをステージから田畑へ、ドレスから作業着へ、ピアノから鍬へと一瞬のうちに変化させ、3年近くが経っています。


実践してます-陰陽に基づく生活とは
自然に触れていると、改めて全てが循環してることに気付かされます。大気・光(熱)・土・水。そして、森羅万象が「広がる─縮まる」「高い─低い」「暑い─寒い」「男─女」「冷たい─暖かい」「表─裏」など相対する「陰陽」という宇宙の法則で常に変化しつつバランスをとりながら成り立っていることを感じます。
春の息吹き
春は、固い陽性な大地を突き破る、陰性の広がる力で草花が芽吹き、生き物たちはいっせいに活動を始めます。寒さで縮こまっていた私たちの細胞も目を覚まします。そして、いよいよ本格的な農作業が始まります。
農作業
農作業
食物にもある陰陽
「冷やす─温める」「植物性─動物性」「水分が多い─水分が少ない」「甘い─辛い」「体を緩める─体を引き締める」などの性質と、それを食べる人の体質の陰陽を考え、陰と陽のバランスをとりながら中庸に近づける調理法を常に考えています。

例えば、野菜の場合、「根菜は、地面に向かって伸びていくから陽性で冬に採れ、体を温める作用があり、葉ものは空に向かって広がっていくから根菜に比べて陰性で春や夏に採れ体を緩める作用がある」

といった具合で、「身土不二(しんどふじ)=その土地でとれた旬のものをいただく」「一物全体(いちぶつぜんたい)=食べ物を皮やあくも含めまるごといただく」という考えで、日本の土地風土に根ざした「米」それも「玄米」を基本に、雑穀や旬の野菜、豆類、種実類、海藻を中心としたレシピを取り入れています。
自然の恵み
春の訪れを告げる山野草たちを摘みに行きました。春の山野草は、冬の間に滞ってしまった脂肪や古い塩分を排泄してくれると言われています。陰性の力が強いので、塩もみ、ゆでこぼし、天ぷらなどの陽性さを加えアク抜きします。食べ過ぎるとかえって体調を崩すので少量をいただきます。 山野草は大自然のエネルギーそのもの
古代米入り麦とろごはんと小豆ブラウニー
古代米入り麦とろごはん 小豆ブラウニー
冬の間は、農作業も一段落。
この間は落ち葉を拾って堆肥を作ったり、体を休めながら、収穫物で保存食を作ったり、料理をしたりして春が来るのを待ちます。
自然薯
収穫した自然薯(じねんじょ)で古代米入り麦とろごはんと、小豆ブラウニー(砂糖、乳製品、卵不使用)を作りました。自然薯を使うとさくっともっちり仕上がって手が止まらないおいしさです。
麦味噌
麦味噌作り1 割干し大根
麦味噌作りに挑戦しました。今回は、無農薬・無肥料栽培の大豆を購入して作りました。
(大豆はシラルガンの圧力鍋を使って煮ました)
割干し大根
麦味噌作り2
圧力鍋シコマチック-T
今年の大根は、「こんな大根今まで食べたことがない!」というぐらい瑞々しくとてもおいしくできました。それを天日干しして、割干し大根を作りました。
山ぐるみとえごま
山ぐるみとえごま
山ぐるみとえごまを収穫しました。
山ぐるみは割って中身を取り出すのが大変ですが、自然の恵みそのものです。えごまはシソ科の植物で、種実はごまと同じように使います。αリノレン酸を含み、食用油として最近見直されています。種実はゴミを取り除いて洗うという、細かく気の遠くなる作業を経ていただきますが、炒ってすり鉢でペースト状になるまですり、味噌とだし汁(または水)でのばし、たれとして温野菜サラダなどにかけていただくと独特の風味で美味です。

陰陽に基づく生活のすすめ 「身体の歪み調整法・連動気功・食気道調理実習」
毎月1回、皆様の健康のお役に立てればと予防医学講座「身体の歪み調整法・連動気功・食気道調理実習」を開催しています。
この講座では自然界から離れることが病気の原因と考え、体の歪みを自然体に戻すこと、食生活を自然なものにすることを、陰陽を取り入れながら行っています。
食養調理実習では、食物と人の体質の陰陽を考え、陰と陽のバランスをとりながら中庸に近づける調理法を用いています。教室で皆さんと健康や陰陽学についての問答をしながら、とても充実した時間を過ごしています。
食育に基づく「リトルシェフ料理教室」 「リトルシェフ料理教室」
この教室は、毎月1、2回、地域や近隣の子どもたちを対象に行っています。子どもの生活習慣病やアレルギーなどに対応したレシピを考え、私たちが収穫した玄米や古代米、旬の野菜、古式醸造法で作った調味料、丹沢の天然水など安全な食材で料理を作ります。
子どもたちは違う学校の仲間との交流がとても楽しい様子、上級生が下級生の面倒をとてもよく見てくれます。包丁や火を使うので安全面に気づかいながら、にぎやかな時間を過ごしています。
3月は、春キャベツで「水ぎょうざ」を作りました。基本的に動物性食品は用いず、穀物、雑穀、野菜、豆類、海藻などが中心ですが、子どもたちは、自分で作った普段とちょっと違うレシピに、いろんな発見をしながら「おいしい!」とよく食べています。 春キャベツで「水ぎょうざ」
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Earthさんのいきいきファーム便り 1|23最終回
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